ベータグルカン 構造について
βグルカン(ベータグルカン)は、ブドウ糖が長く連なった、“多糖類”の一種です。
この「ベータグルカン」は、健康に関わる成分として知られています。
2001年、小腸でベータグルカンの“受け皿”(レセプター)が発見され、さらに、多くの研究者の注目をあつめるようになりました。
ベータグルカンといっても、ブドウ糖同士の連結タイプによって、性質もちがってきます。
β(1,3)結合:ほぼ、まっすぐ伸びていく結合パターンです。
β(1,3)結合のみのベータグルカンは、「カードラン」
という食品添加物が知られています。
β(1,3)(1,4)結合:代表例「セルロース」は、植物の約1/3をしめる繊維質の多糖類です。
β(1,3)(1,6)結合:β(1,3)結合が“柱”となり、β(1,6)結合が“枝”となった構造です。
枝分かれのパターンや、分子の大きさ等によって、性質がかわってきます。
きのこ・カビ・酵母など、細胞壁の主成分の一つ、として知られています。
これらのうち、健康に関わるものは、主にβ(1,3)(1,6)結合のベータグルカン、と考えられています。ハナビラタケも、主にβ(1,3)(1,6)グルカンが含まれています。