ベータグルカンやハナビラタケのエキスについて
βグルカン(ベータグルカン)やハナビラタケのエキスを液体として、商品にしたものがあるかと思います。私は、これらの商品を疑問視しています。
「エキス」というと、通常は煮汁のようなものを指しています。ハナビラタケなど、きのこ・菌類について、煮だすだけではベータグルカンがほとんど出てきません。
また、菌体ごとそのまま砕いて「ピューレ」のような状態でエキスとして扱うこともあります。
私たちは、ハナビラタケ・ピューレを業務用素材として扱っているのですが、これはかなりトロミのある液体です。このトロミを除こうと思うと、ベータグルカンを分解する必要があり、それではベータグルカンの効果がなくなってしまいます。
つまり、ベータグルカンやハナビラタケのエキス商品・液体ドリンク商品は、十分なトロミがないと、健康に有効だと思えないのです。市販のエキス商品には十分なトロミがないように思いますので、どれだけ効果があるのか、不明なところです。