パン酵母ベータグルカン(βグルカン)の安全性
Q:パン酵母ベータグルカン(βグルカン)は安全性に不安が残る、というお話をされていますね。でも、パン酵母ベータグルカンの会社に問い合わせると、アメリカで認定をうけているから問題ない、ということでした。
パン酵母ベータグルカンのアメリカ認定など、どういうことでしょうか?
A:
パン酵母ベータグルカンの安全性については、いくつか判断の難しいところがあります。
まず、パン酵母ベータグルカンのアメリカ認定ですが、逆に言うと日本での許認可はない、ということですね。
パン酵母のベータグルカン以外の成分をひきはがすために、化学的な加工処理を行っているのは確かです。このベータグルカン抽出処理は、食品添加物と同じレベルの安全性であったりするので、継続的にたくさん口にすることを考えると、不安が残ります。
もう一つ、「日本で最終仕上げをしているから大丈夫」というパン酵母ベータグルカン商品もありますが、あまり意味のないことですね。
ここでの「最終仕上げ」とは、カプセル化する・袋につめる・保管する、という類のもので、ベータグルカンの安全性とはほとんど関わりのないことです。
本質的なベータグルカン抽出処理は、海外でおこなう化学加工ですから、ベータグルカンの安全性に不安が残ることにかわりありませんね。