ベータグルカン比較 チャーガ⇔ハナビラタケ
主にロシアの白樺に生えるきのこ「チャーガ」。和名「カバノアナタケ」としても知られています。
チャーガもベータグルカン(βグルカン)含有量が多いきのこ。
ロシアの文豪ソルジェニーツィンの小説「ガン病棟」にも出てきます。
チャーガのベータグルカン含有量は、一部で55g/100gなどと表記されていますが、誤りでしょうね。
私が、東京農大でチャーガのベータグルカン量を測定したときは、10~15%でした。ある程度、品種間の差があるとは思うものの、55%は考えられない数値です。
そういうわけで、ベータグルカンについては、ハナビラタケがチャーガを上回るでしょう。
ただ、チャーガでよく言われる「抗酸化力」については、私も測定しましたが、高い数値でした。
チャーガは、ハナビラタケとは異なる特徴をもつきのこ、と言えそうです。